
筆者は文具愛好家として、LAMY 2000を実際に2代購入し、合計9年間使用した実体験に基づいてレビューしています。アフィリエイトリンクを含みますが、公正な評価を心がけています。
Lamy2000というボールペンはご存知ですか?
ライスパLamy2000は、「西暦2000年になっても色褪せないデザイン」をコンセプトに、ドイツのラミー社が1966年に発表したボールペンです。
50年以上前のデザインとは思えないほど、スタイリッシュでおしゃれです。
一人でも多くの方に知ってもらいたいので、説明していきます。この記事を読み終わり、気になったら購入してくれる事を期待します。
では、早速「Lamy2000とは!?」という所から、スタートします。
※2025年発売のLAMYとJetstreamのコラボペンはこちら。
LAMY 2000とは?バウハウスデザインの傑作ボールペン


LAMY 2000は、ドイツの筆記具メーカー「ラミー社」が1966年に発表した4色ボールペンです。「西暦2000年になっても色褪せないデザイン」をコンセプトに設計され、2025年現在でも変わらぬ人気を誇っています。
デザインが良くても使いづらいボールペンは使えないですよね。ただ、Lamy2000は機能性も優れています。



オシャレ+使いやすさを実現しています
基本スペックと特徴
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | LAMY(ラミー) |
| メーカー型番 | L401 |
| 素材 | 高品質樹脂 + ステンレススチール |
| 重量 | 19.9グラム |
| サイズ | 長さ140mm × 軸径11mm |
| インク色 | 黒、青、赤、緑 |
| 定価 | 11,000円(税込) |
| 発売年 | 1966年 |
バウハウスデザインの歴史的意義
LAMY 2000のデザインは、バウハウスの哲学を色濃く反映しています。バウハウスとは、1919年にドイツで設立された芸術学校で、「機能性と美しさの統合」を理念としていました。
- Form follows function(形は機能に従う)
- Less is more(より少ないことは、より豊かなこと)
- Truth to materials(素材の特性を活かす)
LAMY 2000は、これらの原則を筆記具に見事に体現した作品として、デザイン史上でも重要な位置を占めています。
2025年における位置づけ
現在の文具トレンドである「スぺパ(スペシャルペン)」ブームの中でも、LAMY 2000は特別な存在感を放っています。
単なる機能性だけでなく、所有する喜びや使用時のモチベーション向上効果も期待できる「モチベ文具」としても注目されています。



デザインが良く持っているだけでモチベが上がります
では、次に「実際に使用した感想」を紹介します。
9年使用した正直なレビュー評価


筆者は2015年に初代を購入し、2020年に2代目を購入。合計9年間、ビジネスとプライベートの両方で使用してきました。
総合評価:(4.2/5)
使用感・書き心地の詳細評価
| 良い点 | 気になる点 |
|---|---|
| ・握りやすいグリップ感: 樹脂製ボディが手に馴染み、長時間の使用でも疲れにくい ・適度な重量バランス: 19.9gという絶妙な重さで、軽すぎず重すぎない ・スムーズな色切り替え: 振り子式機構により、片手での操作が可能 ・高級感のある質感: ヘアライン加工により、指紋が目立ちにくい | ・ペン先の出し方にコツが必要: 初回使用時は操作方法に慣れが必要 ・純正インクの書き味: やや硬めで、筆圧が必要 ・価格の高さ: 4色ボールペンとしては高価格帯 |


耐久性・長期使用での変化
9年間使った実績から評価します。
純正説明では「使用により艶が出る」とされていますが、実際には、
- 艶の変化: わずかに感じられるが、劇的ではない
- 傷の状況: 小傷は目立ちにくいが、大きな衝撃には注意が必要
- 機能性の維持: 8年経過後も色切り替え機構は正常に動作
となります。つまり、大きな変化は感じられません。
実際の使用シーン別評価


ビジネスシーン ★★★★★
- 会議での使用: 高級感があり、相手に良い印象を与える
- 契約書へのサイン: 重要な場面での使用に適している
- 長時間の筆記: 疲れにくい設計で、議事録作成に最適
プライベート使用 ★★★★☆
- 手帳・日記: 4色使い分けでスケジュール管理が便利
- 勉強・読書メモ: 色分けにより情報整理が効率的
- 創作活動: デザイン性の高さがインスピレーションを刺激
リモートワーク環境 ★★★★☆
- オンライン会議: 画面映りが良く、プロフェッショナルな印象
- 手書きメモ: デジタル疲れの軽減効果
- デスク映え: ホームオフィスの質感向上に貢献
利用シーンを選ばず使用できるペンです。私は営業職だった際、商談で使用していました。
デザイン+4色+機能性=使いやすい
つまり、利用シーンを選ばないので、一本持っていると便利です。



これからも大事にしていくボールペンとなります
Lamy(ラミー)2000 メリットとデメリット


ワタシ的には「最高のボールペン」の一つとなりました。
その理由をメリット5つ・デメリット2つで解説したいと思います。
メリット①:とにかく頑丈なボディ


LAMY2000は、高品質な樹脂素材を使用しており、使い込むほどに艶が増し、傷が目立ちにくいデザインです。
また、ボディにはつや消し効果のあるへアライン加工が施され、落ち着いた上品な光沢を放ちます。私のLAMY2000は5年目に打ちどころが悪く割れてしまいました。
ただ、それまでにも大理石のフロアに落としてしまってましたが、問題ありませんでした。



そもそも落とさなければ、耐久性は高いままという事
メリット②:替芯が可能だから、好きな書き心地に変更できる
LAMY2000の替芯はブラック LM21BK
KIRITSUMEさんの「ジェットストリームの替芯が使用できる」という記事を見て、私も変更しています。
引用:KIRITSUME.com
ジェットストリーム以外の変更については、ぜひご自身で調べてください。



ジェットストリームが好き、という方は、この替芯を選びましょう!
メリット③:4色ボールペンでは、数少ない実用的なボールペン
LAMY2000は、4色ボールペンでは数少ないデザイン性と機能性を合わせ持っています。多くのオシャレなボールペンの多くは、単色、2色のボールペンが一般的です。



4色ボールペンで、オシャレなデザインのボールペンが、見つからない
このような経験をした方も多いと思います。ただLAMY2000はデザイン・機能性を備えた4色ボールペンとなります。唯一無二です。



だから、LAMY2000がいいと思います。
メリット④:シンプルだけど、飽きがこないデザイン


LAMY2000は、1966年に発売され、50年以上デザインの変更がありません。という事は何度も書きましたが、やはりデザイン性はメリットの一つになります。学校、オフィスなど、どこでも活躍できるデザインであり機能があります。



究極にシンプルだけど、おしゃれですよね。
デメリット①:経年変化の「艶」を感じるのは難しい
LAMY2000にボディは高品質の樹脂を使用し、使ううちに「艶(つや)」が出ると紹介されています。
ただ、私の感覚では「艶」「経年変化」を感じた事はありません。多少の艶は出ているかもしれませんが、見た目に変化はありません。



もう少し「艶」が出ると思ってたのに・・・
逆に考えれば、ずっと新品のような品質を維持するという事。プラスに考えています。
デメリット②:ジェットストリームの替芯に緑色がない
ジェットストリームの替芯には、緑色はありません。だから緑色だけは、ラミー純正の芯を使用する事になります。
緑色の使用頻度は少ないので、影響は小さいかと思います。ただ、替芯の利用を前提としている人に、知っておいて欲しいので書きました。



正確には、この緑色の替芯の話は、「Lamy2000」ではないんですけどね。


2025年最新価格情報と購入方法
定価vs実売価格の比較
| 購入先 | 価格(2025年6月現在) | 特徴 |
|---|---|---|
| LAMY公式 | 11,000円 | 正規保証付き、確実な正規品 |
| Amazon | 10,500円前後 | 便利な配送、レビュー参考可能 |
| 楽天市場 | 7,600円前後 | ポイント還元、店舗により差あり |
| Yahoo!ショッピング | 7,600円前後 | PayPay還元対応 |
| メルカリ(中古) | 3,000~5,000円 | 状態要確認、偽物注意 |
おすすめ購入先ランキング
1位:楽天市場の信頼できる文具店
理由: 価格が安く、ポイント還元も魅力的。正規輸入品の確認を推奨。
2位:Amazon
理由: 配送の確実性と豊富なレビュー。価格は中程度だが安心感が高い。
3位:LAMY公式オンラインストア
理由: 最も確実だが価格は最高値。初回購入や贈り物には最適。
中古市場の状況と注意点
中古購入のメリット:
- 大幅な価格削減(定価の30-45%程度)
- 希少な限定色の入手可能
中古購入の注意点:
- 偽物の存在: 特に極端に安い商品は要注意
- 使用感の確認: 機能性に問題がないか詳細確認必須
- 保証の有無: アフターサービスは期待できない
偽物の見分け方:
- 価格が異常に安い(2,000円以下など)
- 梱包が正規品と異なる
- DKSHジャパンの保証書がない
- 質感や重量感が異なる



時期により価格は変動するので、ご自身でチェックしてくださいね
よくある質問(FAQ)


カスタマイズ・メンテナンス完全ガイド
ジェットストリーム替芯への変更方法
LAMY 2000 は、デザイン性と実用性の高さで長年愛されている 4 色ボールペンです。その魅力をさらに引き出すのが、三菱鉛筆ジェットストリーム替芯との高い互換性。わずかな手順で交換するだけで、油性インクとは思えない滑らかさと発色の良さを手に入れられます。以下で、必要な替芯の種類から交換後の効果、メンテナンスまでを詳しくご紹介します。
必要な替芯
LAMY 純正インクでも十分に書きやすいものの、ジェットストリームへ換装すると筆記感が大きく変わります。色別に対応する替芯を用意しておきましょう。
■黒・青・赤
三菱鉛筆「ジェットストリーム替芯 SXR20005」0.5 mm。油性インクながら低粘度で、細字でも濃くはっきりと発色します。
■緑
ジェットストリームには緑インクが存在しないため、緑だけは LAMY 純正芯を継続使用します。純正とジェットストリームを混在させても問題ありません。
交換手順
実際の交換作業は 1 分足らずで完了します。手を汚したくない場合はティッシュを用意しておくと安心です。
交換したい色のノックボタンを押し、芯を筆記状態にします。これにより芯をつまみやすくなります。
出てきた芯をまっすぐ引き抜きます。力はほとんどいりませんが、斜めに引くと軸を傷めるので注意してください。
ジェットストリーム替芯を穴に合わせ、カチッと奥まで押し込みます。途中で止まると芯送りが不安定になります。
数回ノックして芯がスムーズに出入りするか確認します。紙に軽く筆記し、かすれがなければ完了です。
交換後に期待できる効果
ジェットストリームへ換装すると、以下のような変化を体感できます。
- 書き心地の向上
インク粘度が低く、軽い筆圧でもスルスルと線が引けるため、長時間の筆記でも指が疲れにくくなります。 - インクの濃さ
同じ 0.5 mm でも発色が濃く、文字のコントラストが高まります。ノートの見返し時にくっきり読めるのが利点です。 - 書き出しの良さ
一筆目からインクが途切れにくいので、急いでメモを取るシーンでも安心です。
長期使用のメンテナンス方法
LAMY 2000 は精密な内部機構を持つため、定期的なケアが寿命を延ばす鍵となります。以下では日常と月次、それぞれのメンテナンスポイントをまとめました。
日常のお手入れ
柔らかいメガネ拭きなどで軸全体を拭き取り、手脂や指紋を除去します。手触りも向上し、樹脂の光沢が保たれます。
週に一度、4 色すべてをノックして戻し、動きが引っ掛からないか確かめます。異常があれば早めに清掃を行いましょう
ノックユニット先端の透明キャップが緩んでいないか確認し、外れそうならねじ込みます。ここが緩むと芯が出にくくなります。
このように、LAMY 2000 とジェットストリーム替芯の組み合わせは、わずかな作業と基本的なメンテナンスで長く快適に使用できます。ぜひご自身の筆記スタイルに合わせてカスタマイズし、書く楽しみをさらに高めてみてください。
まとめ:LAMY 2000は買いなのか?


LAMY 2000は、「高級4色ボールペンとして非常に優秀だが、万人向けではない」というのが正直な評価です。
| 購入を強く推奨する人 | 購入を慎重に検討すべき人 |
|---|---|
| 文具にこだわりがある人 デザイン性と機能性を両立したい人 長期間使用する予定がある人 ビジネスシーンでの印象を重視する人 カスタマイズを楽しみたい人 | 初めての高級ボールペン購入者 書き心地を最重視する人 予算を抑えたい人 筆記頻度が少ない人 |
LAMY 2000は、デザイン、機能性、耐久性のバランスが取れた優秀な4色ボールペンです。価格は高めですが、長期間使用することを考えると十分に価値のある投資と言えるでしょう。
特に、ビジネスシーンでの使用や文具へのこだわりがある方には自信を持っておすすめできます。一方で、単純に書きやすいボールペンを求める方には、より安価で書き心地に特化した製品も検討されることをお勧めします。
購入を迷っている方へ: まずは実際に文具店で手に取ってみることをお勧めします。その重量感、質感、操作感を確認してから購入判断をされることが、後悔のない買い物につながるでしょう。



この記事が皆様のLAMY 2000購入判断の参考になれば幸いです。他にもご質問があれば、お気軽にコメントでお知らせください。














