
どうも、文房具ブロガーの文房具の虜(@ライスパ)です。
文房具歴9年。これまで100本以上のペンをレビューしてきました。
今回は少し趣向を変えて、「買ったけど使わなくなったペン」を正直に紹介します。
ブンボウさん使わなくなったペンがあるの?
どのペンも、買った時点では本気で気に入っていました。デザインも書き心地も良かった。でも結果的に、引き出しの奥に眠っています。
先に結論をまとめます。
| ペン | 失敗の本質 | 今使っている代替ペン |
|---|---|---|
| PARKER ソネット 多機能ペン | グリップが滑る | 伊東屋 Romeo No.4 |
| ジェットストリーム エッジ3 | 細さへの感動が持続しなかった | ジェットストリーム プライム 3&1 |
| PARKER アーバンプレミアム | 重さと持ち手の質感が合わなかった | LAMY 2000 / カヴェコ スペシャル |
『製品が悪い』という話ではありません。どれも良いペンです。ただ、自分には合わなかっただけです。
この記事が、同じ失敗を避けるための参考になれば嬉しいです。
1本目:PARKER ソネット 多機能ペン|デザインは完璧、でもグリップが滑った


PARKERソネットの多機能ペンを買った理由は明確で、デザインの美しさです。細身のボディに金属の光沢。ビジネスの場で使うペンとして、これ以上の見た目はないと思いました。
実際に使い始めて、書き心地にも不満はありませんでした。問題は、グリップです。


金属軸がツルツルしていて、長時間書いていると指がずれてくる。特に夏場、少しでも手汗をかくと滑りが顕著になります。
「グリップバンドを巻けばいい」という意見もあると思いますが、ソネットの美しさにバンドを巻くのは本末転倒です。デザインに惚れて買ったのに、デザインを損なう対策が必要になるのは矛盾しています。


結局、同じ多機能ペンなら伊東屋Romeo No.4の方が自分に合っていました。
革グリップのおかげで滑らない。しかも使い込むほど革が手に馴染んできます。6年経った今でもペンケースの定位置にいるのがその証拠です。
ソネットは美しいペンです。
手が乾燥しているタイプの人、短時間の署名がメインの人には間違いなくおすすめできます。



女性に人気のデザインとカラーだよ。
長時間筆記が多い自分には合わなかった。それだけの話です。
※PARKER ソネット オリジナル クリスタル マルチファンクションペンの詳細はこちら


ソネットのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | PARKER(イギリス) |
| 種類 | 多機能ペン(ツイスト式) |
| インク色 | 黒・赤 + シャープペン |
| 素材 | ステンレススチール/真鍮 |
| 重量 | 約30g |
| 参考価格 | 約¥5,000〜¥8,000(税込) |
失敗ポイントと代替ペン
| 項目 | ソネット | 代替:Romeo No.4 |
|---|---|---|
| グリップ素材 | 金属(滑る) | 革(滑らない・経年変化あり) |
| 多機能 | 黒・赤+シャープ | 黒・赤・青+シャープ(4in1) |
| 使用継続期間 | 約半年で出番減 | 6年間現役 |
▼ 今使っている代替ペンの詳細レビュー
→ 伊東屋ロメオNo.4 レビュー → Romeo No.4 経年変化レポート


2本目:ジェットストリーム エッジ3|世界最細の感動は、長続きしなかった


ジェットストリーム エッジ3は、0.28mmという世界最細のボール径を3色で実現した多機能ペン。発売当初は話題になり、自分も発売日に買いに行きました。
最初に書いた時の感動は本物でした。この細さで滑らかに書ける。手帳の小さいマスにも余裕で収まる。「これがジェットストリームの進化か」と思いました。



でも3ヶ月ほど経った頃から、出番が減りました。





どうして出番が減ったの?
理由は単純で、0.28mmの細さに慣れてしまったからです。
最初の「細い!すごい!」という驚きが日常になると、あとに残るのは「インクの色が薄い」「筆圧を意識しないと線がかすれる」という実用上の不満でした。


細さという一点突破の魅力は、慣れた瞬間に普通になる。そして普通になった後、0.5mmのジェットストリーム プライム 3&1の方が、インクの濃さも書き心地の安定感も上だと気づきました。
エッジ3は、手帳に極細で書きたい人には今でも唯一無二のペンです。でも自分のように「普段のメモや会議ノート」が主な用途なら、0.5mmで十分。むしろ0.5mmの方が快適です。
※ジェットストリーム エッジ3の詳細はこちら


ジェットストリーム エッジ3のスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | 三菱鉛筆 |
| 種類 | 油性多機能ペン(スライド式) |
| ボール径 | 0.28mm |
| インク色 | 黒・赤・青 |
| 重量 | 約14.5g |
| 参考価格 | 約¥1,500〜¥2,000(税込) |
失敗ポイントと代替ペン
| 項目 | エッジ3 | 代替:プライム 3&1 |
|---|---|---|
| ボール径 | 0.28mm(慣れると薄い) | 0.5mm(濃くて安定) |
| インクの濃さ | 細すぎて薄く見える | しっかり濃い |
| 書き心地の持続満足度 | 3ヶ月で感動が薄れた | 1年半経っても変わらず快適 |
| 向いている用途 | 手帳の極小マス | 会議メモ・ノート・書類全般 |
▼ 今使っている代替ペンの詳細レビュー
→ ジェットストリーム プライム 3&1 レビュー


3本目:PARKER アーバンプレミアム|持ちやすさと重さの両立は難しい


PARKERアーバンプレミアムは、PARKERの中でも太軸で持ちやすいモデル。くびれのあるボディが手にフィットする設計で、店頭で試し書きした時は「これは良い」と即決しました。



なんで使わなくなったの…?
実際に毎日使ってみると、2つの問題が出てきました。
1つ目は重さ。金属ボディの重量感は最初こそ「高級感がある」と感じましたが、30分以上の筆記では手が疲れます。会議でメモを取り続ける自分の使い方には重すぎました。


2つ目は、持ち手部分に入っている細かい装飾の線。
購入当初は「デザインのアクセント」と思っていたのに、使い込むうちに指に当たる感触が気になるようになりました。好きだったはずのデザインが、いつの間にかストレスに変わっていた。自分でも驚きました。


代わりに手に取るようになったのはLAMY 2000(22g)とカヴェコ スペシャル(22g)。どちらもアーバンプレミアムより明らかに軽く、グリップに余計な装飾がないので指への違和感がゼロです。
アーバンプレミアムは太軸好きで短時間の筆記がメインの人には良い選択です。ただし、長時間使う人は重量を必ず確認してください。店頭の試し書きは30秒。自宅で30分書くのとはまるで違います。
※PARKER アーバンプレミアムの詳細はこちらの記事から


アーバンプレミアムのスペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ブランド | PARKER(イギリス) |
| 種類 | 油性ボールペン(ツイスト式) |
| ボール径 | M(中字) |
| 素材 | ブラス(真鍮)ラッカー仕上げ |
| サイズ | 139mm × φ11mm |
| 重量 | 34g |
| 定価 | ¥7,700(税込) |
| Amazon実売 | 約¥5,300〜(2026/03/19時点) |
失敗ポイントと代替ペン
| 項目 | アーバンプレミアム | 代替:LAMY 2000 | 代替:カヴェコ スペシャル |
|---|---|---|---|
| 重量 | 約34g(重い) | 約22g | 約22g |
| グリップの装飾 | 細かい線あり(指に当たる) | なし(マクロロン樹脂) | なし(アルミ八角形) |
| 長時間筆記の快適さ | 30分で疲れる | 9年使っても快適 | 5年使っても快適 |
▼ 今使っている代替ペンの詳細レビュー
→ LAMY 2000 レビュー → LAMY 2000 経年変化レポート → カヴェコスペシャル レビュー
※LAMY2000の詳細はこちらの記事から


※カヴェコスペシャルの詳細はこちらの記事から


ペン選びで失敗しないための3つのルール


3本の失敗に共通するパターンがありました。自分への戒めも込めて、ルールとしてまとめます。
| ルール | 内容 | 失敗から学んだ根拠 |
|---|---|---|
| 1 | 店頭の試し書き30秒を信用しない | アーバンの重さ・ソネットの滑りは30秒では分からなかった |
| 2 | 「感動」で買ったペンは冷める可能性がある | エッジ3の0.28mmの驚きは3ヶ月で消えた |
| 3 | デザインが好きでも、触感が合わなければ使わなくなる | ソネットもアーバンも見た目は今でも好き。でも触ると違和感がある |
ルール1:店頭の試し書き30秒を信用しない。
30秒で分かるのはインクの出と見た目だけ。グリップの滑り、重さによる疲労、装飾の違和感は、30分以上使わないと分からない。可能なら、購入後1週間は「本当に毎日使いたいか」を意識してみてください。



試してみるね
ルール2:「感動」で買ったペンは冷める可能性がある。
エッジ3の0.28mmのように、スペック上の驚きは慣れると消えます。感動ではなく「毎日の作業が快適かどうか」で選ぶ方が、長く使えるペンに出会えます。



毎日使えるかは大事だね
ルール3:デザインが好きでも、触感が合わなければ使わなくなる。
ソネットもアーバンも、見た目は今でも好きです。でもペンは「見るもの」ではなく「触るもの」。触った時の快適さがデザインの美しさを上回らないと、結局は引き出しの奥に行きます。



ペンは使わないと意味がないからね
まとめ


失敗した3本は、どれも悪いペンではありません。自分との相性が合わなかっただけです。
でも、この3本を経験したからこそ、今の愛用ペンに出会えました。失敗した数だけ、自分に合うペンを見分ける目が育つ。そう思えば、引き出しの奥のペンたちにも感謝できます。
この記事が、あなたのペン選びで同じ遠回りをしないための参考になれば嬉しいです。



最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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