
三菱鉛筆が開発に6年を捧げた、あの「uniball ZENTO(ユニボール ゼント)」シリーズ。
そのシリーズ初となる待望の3色モデルが、2026年6月25日に発売されました。私は単色のシグニチャーモデルを愛用しており、今回の3色化を心待ちにしていました。
そのため、5,500円の「シグニチャー」と、2,200円の「フロー」の両方を自腹購入して比較しています。

結論から率直に言います。
「5,500円のシグニチャーモデルは、期待外れ。買うなら半額以下のフローモデル一択」です。
両方所有している私だからこそわかる、多色化によるリアルな落とし穴を本音でレビューします。
ライスパ参考にしてください
知っておきたい豆知識:実は「ユニボールワン」ではありません


ネット上で「ユニボールワン ゼント」と書かれているのをよく見かけますが、これは間違いです。
このペンの正式名称は「uniball ZENTO」。one(ワン)は付きません。
カジュアルなゲルインクのユニボールワンとは異なり、ZENTOは「次世代水性インク」を搭載した、書く心地よさに特化した全く新しい高級ブランドです。



店頭やネットで検索する際は、混同しないように注意してください。
ZENTO 3色ペン:3つのモデルをサクッと比較


今回の3色展開は、予算に合わせて3モデルが用意されています。インク(替芯型番:UBR-ZML-38)はすべて共通です。
| モデル名 | 参考価格(税込) | 機構 | 軸の素材・特徴 |
|---|---|---|---|
| シグニチャーモデル | 5,500円 | マグネットキャップ & 回転繰り出し式 | アルミ・真鍮の上質な質感、紙製ギフト箱付属 |
| フローモデル | 2,200円 | スライドノック式(金属パーツ) | アルミグリップ(ブラスト・ヘアライン加工) |
| スタンダードモデル | 825円 | スライドノック式 | ラバーグリップ、ミニマルな樹脂軸 |
インクの書き味自体は、825円のモデルでも同じです。
では、なぜ私は5,500円のシグニチャーモデルを厳しく評価し、2,200円のモデルを絶賛するのか。理由を深掘りします。
① 単色愛用者の私が「3色シグニチャー」にがっかりした理由


単色のシグニチャーモデルが完璧な出来だっただけに、この3色モデルにはかなり落胆しています。
高級感はどこへ?思いの外「ダサい」シルバーデザイン


単色モデルに漂っていた洗練されたオーラが薄れ、キャップ部分のシルバーがやけに浮いて見えます。
実物を見ると、5,500円の高級ペンとしての佇まいには、正直疑問を感じる安っぽさがあります。
色の「起点」が見づらく、切り替え操作がスムーズにいかない
多色ペンを回して使う場合、今どのインク色を指しているのかを示す「起点(マーク)」の視認性が非常に重要になります。
しかし、このシグニチャーは起点マークが極めて見づらく、使いたい色に直感的に合わせられません。



購入前には全く想定していませんでした
「多色ペン」としての使用感に無理がある
単色モデルのときは「キャップを外して後ろに挿し、ノブを回してペン先を出す」というステップは、優雅な儀式として楽しめました。
しかし、3色ペンは「書いている途中で頻繁に色を切り替える」ものです。
キャップを後ろに挿した状態で、何度もノブを回して色を探す動作は、単色のときには感じなかった強烈な「もどかしさ」と「面倒くささ」に変わります。



確かに面倒かもしれない
単色シグニチャーを1年以上使い込んでもハゲや劣化が一切なかったので、今回の3色ボディのタフさ自体は間違いなく期待できます。
しかし、それ以上に操作性のストレスが勝ってしまいました。
② 半額以下!2,200円の「フローモデル」を大絶賛したいワケ


一方で、半額以下で購入できる「フローモデル(2,200円)」は、使った瞬間に「これだ!」と唸る完成度でした。
圧倒的に直感的な「スライドノック式」と分かりやすい起点


フローモデルは王道のスライドノック式を採用しています。
どの色が出ているかが一瞬で識別でき、片手で確実にカチッと切り替えられます。ビジネスシーンでの実用性は、明らかにシグニチャーの遥か上をいきます。
アルミ削り出しのような重厚グリップが男心をくすぐる
ブラスト加工とヘアライン加工を組み合わせた金属グリップは、滑りにくく、適度な重みがあって筆記が極めて安定します。
デザイン的にも全体が引き締まって見え、シグニチャーより圧倒的にカッコいいです。
③ 酷評したけれど「ZENTOの0.38mmインク」はやっぱり神レベル
シグニチャーモデルの「外装」には苦言を呈しましたが、ZENTOそのものの実力は相変わらず素晴らしいです。
水性インクならではの「すいすい滑る」書き味は、3色になっても全く健在です。0.38mmの極細でも紙に引っかかるカリカリ感はなく、細かい手帳への記入に完璧。
これ1本あれば、オフィスワークの書き物はすべて片付きます。



1本あると便利だね
また、長期間使えるボディの耐久性を考慮すれば、毎日使うビジネスパーソンにとって、初期投資が高くても結果的に最高のコスパを発揮します。
ただし、潤沢なインクフローと引き換えに、システム手帳リフィルなどの薄手の紙では「裏抜け(裏写り)」しやすい点だけは注意してください。
結論:毎日ガシガシ使うビジネスマンは「フローモデル」一択!


期待値が高すぎた分、5,500円のシグニチャーモデルの完成度には厳しい評価をせざるを得ません。
デザインも使い勝手も良く、コストパフォーマンスが圧倒的に高いのは、間違いなく「フローモデル(2,200円)」です。



最後までご覧いただきありがとうございます
手帳の経年変化やボールペンについて紹介しているので、気になる記事があれば読んでくださいね。
デザイン・使い勝手・コスパの最適解(管理人イチオシ)
不便さも含めて「キャップ回転式」のロマンを愛せる人向け
「1色で完璧な高級感と操作性」を求めるならやっぱりこれ











