
結論から言います。3年以上毎日使った今も、デスクで最初に手が伸びるのはこのペンです。
銀座伊東屋が作るボールペン「ROMEO No.3」。
ライスパ2022年に購入し、オフィスでほぼ毎日使い続けてきました。
ただ、この3年でロメオNo.3を取り巻く状況は大きく変わっています。
2024年秋にブランドがリブランディングされ、価格もかつての11,000円台から22,000円〜に改定されました。



「値段が上がったけど、それでも買う価値あるの?」
この記事では、その疑問に3年分の使用経験をもって正直に答えます。
※Romeo.No3を3年使用した段階の経年変化をまとめてみました。


ロメオNo.3とは


ロメオNo.3は、明治37年創業の老舗文具店「銀座伊東屋」が手がけるオリジナルボールペンです。
大正3年に誕生した「ロメオ万年筆」のDNAを引き継ぎ、2009年にボールペンとして誕生しました。


そして2024年秋、ROMEOブランドは「Moment of Dis-covery」(発見の瞬間)という新コンセプトを掲げてリブランディング。
コンセプトカラーも一新され、ラインナップが大きく広がっています。
最新スペック(2026年2月時点)
| モデル | サイズ | 重量 | 税込価格 |
|---|---|---|---|
| 細軸(マーブル) | φ11×140mm | 25g | 22,000円 |
| 太軸(マーブル) | φ13×143mm | 34g | 25,300円 |
| レザー | φ11.8×143mm | 31g | 17,600円 |
| レザー クロコ型押し | φ11.8×143mm | 31g | 17,600円 |
| ESレザー | φ9.2×143mm | 27g | 22,000円 |
| ミニ | φ10×110mm | 21g | 13,200円 |
| ファインブラッシュ(メタル) | – | – | 22,000円 |



この記事で紹介しているのは「レザー クロコ型押しモデル」です。
3年使って分かった「書き心地」のリアル


ロメオNo.3の評価で必ず出てくるのが「書きやすい」という声。
3年使った今の率直な感想を書きます。
重心設計が本当に秀逸
ロメオNo.3の最大の特徴は、ペン中央のリング(ROMEOロゴが入った金属パーツ)に重心を置いた設計です。
これはちょうど親指と人差し指で握る位置にあたり、ペン先を動かすときにバランスが崩れません。


文房具ブロガーの間では「ミッドシップ設計」とも呼ばれる、この重心バランスのおかげで長時間書いても手が疲れにくい。
私は仕事柄、1日に何十行もメモを取りますが、3年間このペンで手首が痛くなった記憶はありません。
竜頭の感触は使うほど馴染む
ペン先を出すときは、お尻の「竜頭」(時計のリューズがモチーフ)を回します。


ノック式と違って音が出ないので、静かな会議室でもスマートに使えます。
3年使い込んだ今、この回転の感触がちょうどいい「しっとり感」に育ちました。新品のときよりも、明らかに手に馴染んでいます。
クロコ革の握り心地は別格


私が選んだクロコ型押しレザーは、マーブル樹脂にはない温かみがあります。
革素材なので手汗で滑りにくく、長時間の筆記でも安定したグリップが続きます。
3年使った経年変化については別記事で詳しくまとめています。
気になった点と解決策
率直に、気になる点もあります。
インクの滲みが人を選ぶ


純正のゲルインク(ROMEO GEL)は書き出しが非常に滑らかです。
ただし、紙質によっては滲みが出やすい傾向があります。私も最初は気になりました。


解決策は替芯の交換。
ロメオNo.3はG2規格(パーカー互換)なので、他メーカーのリフィルがそのまま使えます。


私は「ジェットストリーム SXR-600(0.5mm)」に変えて使っています。滲み問題は完全に解決しました。
リフィル比較表
| リフィル | 種類 | 特徴 | こんな人向け |
|---|---|---|---|
| ROMEO GEL(純正) | ゲル | 滑らか・インク濃い・やや滲む | 滑らかさ最優先の人 |
| ROMEO easy FLOW | 油性(低粘度) | GELに近い書き心地の油性 | 油性がいいけど滑らかさも欲しい人 |
| ジェットストリーム SXR-600 0.5mm | 油性 | 滲みにくい・細字好きに最適 | ビジネス文書が多い人 |
| ジェットストリーム SXR-600 0.7mm | 油性 | バランス型・万人向け | 迷ったらこれ |



※替芯の互換利用は自己責任でお願いします。
【2026年版】モデル別の選び方ガイド
ロメオNo.3は種類が多く、初めての人は迷います。
3年使った経験と、店頭で全モデルを試した体感をもとに整理します。
マーブル(細軸・太軸)── 定番にして王道


アクリル樹脂のマーブル模様は1本1本表情が違います。イタリアンブルーが一番人気。光の角度で色味が変わる美しさは所有欲を満たしてくれます。
こんな人に: 初めてのロメオ、迷ったらこれ。
レザー / クロコ型押し ── 経年変化を楽しむ大人の一本


イタリアの老舗タンナー「モンフリーニ・ペラーミ社」の革を職人が1本ずつ手巻きしたモデル。使い込むほど革が手に馴染みます。
こんな人に: 育てる楽しみが欲しい人、マーブルの光沢が派手に感じる人。
ESレザー ── スーツに映えるスリム軸


φ9.2mmのエクストラスリムにレザーを巻いたモデル。胸ポケットからスマートに取り出せます。
こんな人に: スーツのポケットに挿して使う営業マン。
ファインブラッシュ(メタル)── 硬質な存在感


金属ボディの質感は、樹脂やレザーとはまったく違う佇まい。ガンメタル×アプリコットゴールドの組み合わせが個人的に刺さります。
こんな人に: 個性を出したい人、モダンなデザインが好きな人。
ミニ ── 手帳の相棒


全長110mmのコンパクトサイズ。手帳やシステムノートとセットで持ち歩くのに最適。
こんな人に: 手帳ユーザー、持ち運び重視の人。
価格改定後も買う価値はあるのか


ここが一番聞かれるポイントなので、率直に。
2022年時点の価格は、細軸11,000円・太軸13,200円・レザー13,200円でした。
2026年2月現在、細軸22,000円・太軸25,300円・レザー17,600円。



マーブル柄はほぼ倍の値段だね。



買う価値あるのかなぁ…
同じ2万円台にはパーカー ソネット、カランダッシュ エクリドール、ラミー2000といった海外の名門ボールペンがひしめいています。
その中でロメオNo.3を選ぶ理由があるとすれば、以下の3つです。
1. 重心設計の書きやすさは、この価格帯で頭一つ抜けている。 パーカーやラミーにはないセンターウェイト設計は、実際に書き比べると違いが分かります。
2. マーブル柄の一点モノ感。 アクリル流し込みで作るため、同じ模様が2本と存在しません。海外ブランドの無機質なメタル軸とは違う「自分だけの一本」という満足感があります。
3. 伊東屋という「安心感」。 替芯は自社製を含め選択肢が豊富。修理対応も伊東屋店舗で相談可能。海外ブランドにありがちな「替芯が手に入らない問題」とは無縁です。
正直に言うと、旧価格を知っている身としては値上げ幅に驚きはあります。
しかし3年毎日使い、まったく壊れる気配もなく、今も一番手に取るペンであることを考えると、1日あたり約20円。この計算で考えれば、十分に元は取れます。
初めて買う人でレザーモデルなら17,600円。



この価格帯なら海外ブランドと比べても高すぎるとは思いません。
ギフトにも最適な理由


ロメオNo.3はプレゼントで非常に喜ばれるペンです。
伊東屋のオンラインストアではギフト包装が無料。 名入れも550円(税込)で対応しています。名入れの場合は注文から10〜14営業日ほどかかるので、余裕を持って注文してください。



喜ばれそう!
贈る相手別のおすすめをまとめておきます。
- 上司・取引先にはマーブル太軸(王道の高級感)
- 手帳好きの友人にはミニ(実用性◎)
- パートナーにはESレザー(スリムで上品)
- 父の日・退職祝いにはレザー クロコ型押し(大人の落ち着き)
──という選び方がしっくりきます。
専用の箱も高級感があるので、開封時のサプライズ感もちゃんとあります。
Romeo No.4との使い分け


私はロメオNo.3と同じブランドの多機能ペン「Romeo No.4(4in1)」も6年以上愛用しています。
両方使って分かった使い分けはシンプルです。
No.3 → 「書く」ことに集中したいとき。 単色ボールペンならではの重心バランスと書き心地は、メモや手紙など「筆記そのもの」を楽しみたい場面で真価を発揮します。


No.4 → 「会議」や「打ち合わせ」で色を使い分けたいとき。 黒・赤・青+シャープペンの4機能を1本で完結できる実用性は、仕事のスピードを上げてくれます。


どちらか1本だけ選ぶならNo.3。でも正直、両方持っておくと隙がなくなります。


まとめ:3年使った率直な結論
ロメオNo.3は、値段が上がっても私が毎日手に取り続けるボールペンです。
- 書き心地──センターウェイト設計による安定感は3年使っても飽きない。
- デザイン──マーブルの一点モノ感、レザーの経年変化、メタルの硬質感。選択肢が豊富で、必ず「自分の一本」が見つかる。
- 実用性──G2規格で替芯の自由度が高く、インクの好みに合わせたカスタムが可能。
1万円台で買えた時代を知っていると価格改定は痛い。それは事実です。
でも、毎日使う道具に2万円前後を投じて、3年以上満足し続けられるなら、それはいい買い物だったと断言できます。
気に入ったモデルを見つけたら、在庫があるうちに手に入れてください。限定モデルは特に、迷っている間に売り切れます。



最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます。
他にもボールペンを中心に文房具を紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね。












